リアシートヒーター取付
4.配線取り回し
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電源線を取り回します

 

43 肝心要のシートヒーターへの車体配線を取り回していきます。

まずはメインアース線の取り回しから。
ここの9から17、およびここの2を参照して、サイドシルリヤスカッフプレート、テールエンドトリム及び左側リヤクォーターロアトリムを外します。

リヤパネルの左端の赤丸印の位置(左上囲み写真参照)に純正アースポイントがあるので、ここからアースをとります。
アース配線は、車両ハーネスに沿わせる形で黄色矢印のルートで左リアシート下付近まで引き回しました。
途中で下に向かう位置に車両ハーネスが無かったのでテープ留めで処理しています。見た目がイマイチですが、トリムの下に隠れるので気にしないことにします (゚∀゚)
44 続いてメイン電源線の取り回し。
これは車両前方から取り回す必要があるので、左前後ドア下のサイドシルスカッフプレート内を通して左リアシート下まで通すことにします。

左リアシート下のフロアカーペットをめくると、燃ポンへの純正ハーネスが走っているので、赤矢印のとおり、途中までこのハーネスに沿わせ、その先はまたしてもテープ留め(笑)
燃ポンハーネスへ沿わせておけば、リアシートを取り付けた際にシートレールに干渉しないと思われます。

最後にフロアカーペット下で43で取り回してきたアース線も合流させます(黄色矢印の配線)。

ちなみに
シートヒーター1つが7.5Aの容量なので、2席分で最大15Aの電流が流れるので、電源線、アース線共に1.25sqの配線を使用しています。
45 お次はシートヒーターへの電源ハーネス(電源線とアース線)を作成します。
上記で取り回してきたメイン配線とは別にコードを切り出し、フロアカーペットに切り込みを入れてカーペット表へ配線を取り出します。写真では黄色矢印の位置に切り込みを入れました。

カーペットの表に出る電源ハーネスの長さは、シートスライド量等を考慮して30cmとし、2極カプラ加工とコルゲートチューブで保護をしておきました。
カーペット裏のハーネス長は、現物合わせで適当です(笑)

ちなみにここで作成したハーネスは、シートヒーター1脚分だけの容量(7.5A)があればいいので、0.75sqの配線を使用。

同じ要領で右側シートの電源ハーネスも作成します。
46 左右シートヒーターの電源ハーネスへは、43と44で取り回してきたメイン配線から分岐端子を使用して分岐接続。

配線は全てフロアカーペット裏で行い、配線が隠れるようにしておきました。
見えているとダサいし。
47 リアシート周りの配線作業が済んだので、加工したリアシートを車両に戻します。

まずはシートを仮置きして、シートヒーターへの電源線のコネクタを接続しておきます(赤矢印)。

シートレール左右前方に、位置合わせ用の突起があるので(囲み写真の黄色矢印位置)、この突起を車体側の穴(赤丸印)にはめ込んでシートレール位置及び取付ボルト穴位置を合わせます。
48 シート固定ボルトは写真の@〜Cの番号順に締め付けるようサービスマニュアルに記載があります。
ボルトの締付トルクは4本とも23Nm。

次にスライドラゲッジフロアボードと、シートレール前端のカバーを元通りに取付てリアシートの復旧完了。

テールエンドトリム及び左側リヤクォーターロアトリムも元に戻しておきます。
49 話を電源線に戻します。
最大で15Aの電流が流れる配線を既存配線、あるいはヒューズから分岐するのは無理があるので、エンジンルームからバッ直で電源線を1本引き込もうと思います。
しかし、バッ直=常時電源なので、シートヒータースイッチ消し忘れによるバッテリー上がりが非常に困ります。

そこでリレーを介して、エンジン(イグニッション)ONで通電、エンジンオフで電源カットされるようにしたいと思います。
使用するリレーは道具箱にあった日産車の1Tリレー。
むか〜し、解体屋から漁ってきた品の廃品利用(笑)

端子配列はリレー左上囲み写真の凡例通りで、1−2間がリレースイッチ信号(この場合はイグニッションON信号)、3−5間が動力(バッ直線→ヒーター出力)です。
50 吟味した結果、リレーはグローブボックス裏の金属フレーム裏側に固定することにしました。
即ち、この位置まで44のリアシートヒーターへの+出力線を取り回してくる必要がります。配線はBピラーカバー(センタピラーロアトリム)及びフロント&リアサイドシルカバー下を通し、ダッシュサイドトリム内からダッシュボード内へ立ち上げてきました(赤矢印)。

ダッシュサイドトリム内の黄色矢印位置に純正アースポイントがあるので、リレー用のアースはこの位置に接続しました。

Bピラーカバーはここの18と19
を、フロントサイドシルカバーとダッシュサイドトリムはここの35から37を参照して外します。
運転席側の例ですが、助手席側も同じ構造です。

51 念のためにシートヒーター出力線には15Aヒューズを配線途中にかましておきました。
シートヒーター側にもそれぞれ7.5Aヒューズがありますが、いかんせん中華製なので2重の安全対策があった方がいいかと思いまして(笑)

まぁ、本来はバッ直線〜リレー間に設置するのが正解だと思いますが、配線スペースの都合上こうなりました(笑)

 


3.ヒーターシート取付へ


 


 

 

 

 

 

 

 

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