ECUファン交換
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助手席側から異音がするんですよ・・・

 

ECUファン、タイラップ 2時間〜
プラスドイラバ、5mmヘックスレンチ
10mmソケット、ピックアップツール

10,200円〜

優←←     →→難
      4  5

 

1 助手席側から”ジー”というようなノイズがたま〜に聞こえてくるようになりました。
常に音を発している訳では無く、出たり出なかったりなんですが、それでも結構頻繁に音が聞こえてきます。
しかもこの異音、オーディオを聞いていてもはっきり耳に聞こえるくらいの音で、かなり耳障り。

どこから音がするのか発生源を探ってみました。
最初は助手席シート下に設置したナビのジャンクションボックスから音を発しているのかと思ったのですがそれはシロ。
結局、グローブボックスの奥から音を発しているようでした。

こんな位置にある音を発するような部品って何物なのかネットで検索してみると、どうもエンジンルームにあるコントロールボックス(DMEボックスとかEボックスとか色々言われてますw)の冷却用ファンが室内側についていて、それが劣化すると音を発するらしいことが分かりました。
2 海外の事例ですが、ようつべにまさしくその音ズバリの動画が転がっていたので勝手に転載 (゚∀゚)アヒャ
”ジー”というような”キーン”というような音がそれです。
これくらいの音量で聞こえてくるので実に耳障り。
左ハンドル車は運転席側にファンがくるので余計うるさく感じるようです・・・。

海外サイトではちょくちょくこの修理事例がヒットしましたが、日本のサイトでは2つくらいしかヒットしませんでした。
ということは、あまり壊れない部分なのかな?(汗)
3 ということで最近お気に入りのネットショップ、ユーロオートで部品を調達。
さすがにこんなレアな部品は在庫していなく、バックオーダーになって3週間ほど待ちましたが、こんなレアなパーツも探してくれるのでなかなか良心的なお店です。

カバー、ブロワー付き 12907571019 14900円

10,200円で購入できました。
ETKでこの部品を探すと上記部品名でヒットするのですが、イラストにはファンの絵が載っていないので分かりづらいです。
どうやらファンはAT車のみの装備のようで(ATコンピューターの関係?)、MT車用はただのケースだけという部品も存在するので注意が必要です。

4 今度は逆サイドから。
シロッコファンがカバー・・・というか、めくら蓋に固定されているだけの部品。なんだろう、このセンスの無い部品 (゚∀゚)

ちなみにファンだけの部品設定(12901745182)もあるので、ファンだけを交換することも可能ですが、なぜか24,000円近い価格設定|д゚)
ケース付きの部品を買った方が安いという摩訶不思議な現象。
5 ではレッツ作業。

まずはファンにアクセスしないといけないので、手前の部品をごっそり外します。
6 グローブボックスAssyとアンダーカバーを外します。
外し方はココを参照。
7 そうするとこんな状態になります。
真ん中の白い四角い箱(モジュールホルダー)の左横に斜めに見えているのがECUファンです。

過去に何回かここまで分解したことがありますが、まさかあれがファンだなんて知りもしませんでした・・・。
8 このままでは手前のモジュールホルダーが邪魔をしてECUファン(とカバ-)が外せないので、まずはモジュールホルダーの固定を外してある程度動かせるようにします。

まず下部にある10mmプラ製ナット(赤丸印)1つを外してから、上部左右2カ所にあるフック状クリップに固定されている部分(黄色丸印)を手前に引っ張れば固定が外れます。

固定が外れると、ある程度動かせるようになるので、右方向にずらすようにして作業スペースを確保します。
ホルダーに収まっているDMEはそのままで大丈夫です。
9 次に、ECUファンの左下にワイヤーハーネスを固定しているタイラップがあるので、ニッパ等で切っておきます(赤丸印)。
ハーネスの配線を切らないように注意。
タイラップの固定先がECUファンのカバーなので、切り離しておかないとカバーが外せません。

ハーネスは右方向にずらしておくと作業性がよいです。
10 これでようやくカバーを固定している3カ所のネジが見えるようになるので(赤丸印)、ネジ3本を外します。

これでカバー自体はフリーになるのですが、コントロールボックス内にあるファンの配線を外す必要があるので、一旦このままで置いておきます。
11 今度はエンジンルーム側から作業。
車体左側バルクヘッド付近にあるコントロールボックスの蓋を開けます。
赤丸印の4カ所で5mmヘックスボルトで固定されています。

ボルトを外したら上部の黒い蓋を持ち上げて外します。
12 蓋を外す際、黄色矢印付近のウエザーストリップに蓋がぶつかってしまうと思いますが、そのまま強引に引っ張れば外れます。
その際、蓋右側にあるフック状のツメを折らないように注意。

コントロールボックス内はリレーやヒューズ、DMEと所狭しと電装部品が詰まっております。
よく見ると温度センサーらしきものもあるので、内部の温度が上がるとファンが回って冷却、冷えると停止という動作をしているものと思われます。
だから異音がしたりしなかったりしていた訳ですね。
おそらくDMEが熱暴走しないように講じた措置かと思われます。

前置きが長くなりましたが、ファンのコネクタは赤矢印で示した位置にあります。
13 その拡大(赤丸印)。
手前にDMEとそのハーネスが入り組んでおり、作業性はとてつもなく悪いです(苦笑)

コネクタは両端をつまみながら引っ張れば外せます。

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