フルLEDテール作成
その4
Comment:
地味な配線作業。意外と楽しかったり(笑)

 

57 テール自体は完成しましたが、配線の加工等が残っていたりします。

まずはリアフォグ用の配線。
スイッチには大電流を流せないため、リレーを使用して制御します。配線は写真の通りで、スイッチからの信号を拾って、イルミ電源をスモール配線から拝借し、リアフォグの+電源へ出力する回路です。

電源をスモール配線から取ることで、スモール点灯以上でないとリアフォグが点灯しないようにしています。
リアフォグ単独点灯にしてしまうと、消し忘れるリスクもありますし。
58 上記のリレー配線をどこから拝借しようかと考えた結果、テールランプハーネスと車両側ハーネスを接続するコネクタ部に割り込ませることにしました。
そうすれば変な配線加工もいらないし、取り出し方もスマートです(笑)
59 テールランプハーネスに使われているコネクタを調べたところ、矢崎製の090型6Pコネクタがどんぴしゃ該当したので、ネットで同じコネクタのオス・メスと090型端子を購入しました。

で、作成したのが写真の割り込みコネクタ。
これを右側テールランプのハーネスに割り込ませて電源を取り出そうという算段。
ちなみにリレーユニットから出ている、うぐいす色の未配線のリード線は左側リアフォグ用の出力。
60 装着イメージはこんな感じ。
まるで社外オプション品のような仕上がり(笑)
61 テールランプハーネスのコネクタを見ると、1カ所だけ空き端子があります。
ここにリアフォグ用の配線を追加してやるととてもスマートに配線ができそうですよ。
ということでこの位置に、090型メス端子を使用してリアフォグ用配線を通すことにします。
62 テールランプハーネスの矢印2カ所に巻いてあるビニールテープを剥がすと、配線保護用チューブ部分とコネクタの防水キャップ部分が分離できます。
この隙間を利用してリアフォグ用の配線を一本通します。
左の写真ではうぐいす色の配線がそれです。
63 通した配線の片方は090型メス端子を圧着して6Pコネクタの空き部分に固定します。
反対側はテールランプハウジングより取り出したリアフォグ配線に接続するため、防水コネクタを付けておきました。

配線を通したら、62で外したビニールテープで再び固定してやると純正チックに綺麗に配線が追加できました。
64 改造したハーネスを元通りにテールランプハウジングに固定します。
黄色矢印のコネクタがリアフォグ用に追加した配線の接続部分です。この位置が一番邪魔にならなそうな場所だったので、ビニールテープで固定しておきました。

最後に4で外したテールランプAssy固定用のプラクリップを元通りに取り付けます。
プラスチックなので締め込みすぎるとねじ切る可能性もあるので、力加減が重要ですね(笑)

これでテールランプ側の加工はおしまいです。

続いてはリアフォグランプ用のスイッチ加工のお話です 
65 某Y!でZD21用という触れ込みで出品されていたスイッチパネルを購入しました。
純正フォグランプの中古を探していたら、これに遭遇。
レアなデアイサスイッチ付き、しかもZD21ときたら激レアなスイッチ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! 
・・・なんて思ってましたが、スイッチだけになってしまうとさほどありがたみはありませんね(爆)
しかしながらスイッチ2個付きでかなり安かったので迷わず落札しましたw

・・・という経緯で購入したスイッチですが、せっかくデアイサスイッチが手に入ったので、フォグランプスイッチが2つ並ぶより見栄えもレア度も増すので、ここはひとつデアイサスイッチをリアフォグスイッチに流用してみようと思います。
66 ところがですよ。
デアイサスイッチは、フォグランプスイッチみたいにON-OFF型の明確に引っかかる仕様ではなく、オートリターン型のプッシュスイッチでした。
つまりそのまま使用すると、常にスイッチを押さえていないとリアフォグが点灯しないというアホな状態になります(汗)

でもですね、昔P10のスイッチをひたすらバラしていたので、なんとなくこの手のスイッチの構造も予想できちゃいます。
確認の意味も込めて、ひとまずデアイサスイッチを分解してみることにします。

スイッチ両脇にある赤丸印のツメ4カ所をマイナスドライバー等でこじってやると、スイッチが分解出来ます。

 
67 こんな感じに簡単に3枚におろせます (゚∀゚)

構成部品としては、左からコネクタを接続する基板部と、基板とボタン部を固定するカバー、そしてボタン。
ボタンの赤丸印の金具で基板の接点が繋がることで電気が流れる仕組み。

68 同じ要領でフォグスイッチも分解してしまいます。
両者をバラしてみたところ、やはり想像通りのスイッチ構成でしたので、デアイサスイッチをON-OFFスイッチに改造することができそうです。

ちなみに分解する前に配線図集で確認したところ、フォグスイッチとデアイサスイッチとでは、2つとも同じコネクタを使用していますが、スイッチ内部の配線が全然違ったので、そのままデアイサスイッチを流用することはできないことも判明しました。
デアイサスイッチの表示が欲しいだけであって、基板の中身はフォグスイッチ用で問題ないので、つまるところ両者の基板を入れ替えてしまう必要性もここで出てきました。
69 で、本題のデアイサスイッチのON-OFFスイッチ化。

左の写真の通り、下のフォグスイッチには赤丸印のL字の針金のようなものがありますが、上のデアイサスイッチにはそれが無いことが分かると思います。
この針金の部品が、スイッチのカバーに掘られた溝に嵌まることでスイッチを押し込んだときに一旦引っかかる動作をしています。もう一度押し込むと引っかかりが外れてOFFになるという訳です。

デアイサスイッチにはこれが無いので、ボタンを押しても引っかかること無くすぐに元に戻ってしまい、オートリターンとなる訳です。

・・・どうすればON-OFF化できるかもう分かりますね。
70 そう、フォグスイッチから針金部品をデアイサスイッチへ移植してしまえばいいのです (゚∀゚)
そしてさらに68の通り基板もフォグスイッチ用のものと組み合わせてやると・・・・
71 見た目はデアイサスイッチでも中身はフォグランプスイッチという2個1スイッチの完成です(笑)

これでデアイサスイッチをリアフォグランプのスイッチとして使用できるようになりました。
72 続いてスイッチに接続するコネクタを作成します。
車両のフォグランプスイッチのコネクタ形状を確認したところ、どうやら矢崎製の090U型8Pコネクタと言うことが判明。

早速カプラ屋さんで同型コネクタと専用端子を用意しました☆
写真は配線加工後の状態です。
73 配線はこんな感じ。

純正フォグランプはスモールライトがオンになっていないと点灯しないので、スモールプラス線が電源線として使用されていました。
リアフォグも同じ動作(スモールオンで点灯)としたいので、純正フォグランプコネクタと同じ配線の並びにしてあります。

真ん中のピンクの出力線が、57のリレーのスイッチ信号入力線に接続されます。 

さぁ、これで全ての工作が終了しました(`・ω・´) 
74 いきなり装着後&点灯の図(笑)

LEDテールランプの取り付けはこちらを参考にしてください。

各点灯状態を見たい方は、次ページからご覧くださいませ。

 

 

 

 

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