リアショックバンプラバー交換その2
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ショック分解作業の方が楽でした。

 

14 続いてショックロアボルトを外します。
100Nmで締め込まれているので、結構硬いです。
事前にジャッキでショックを支えておくと安心ですよ。
15 左手でショック本体を支えながら、アッパーマウントのナット2本を外してやると、ショック本体が車体から取り外せます。
超簡単です。

むしろ下準備のトランク内作業のほうが大変です|д゚)
16 ショックのロックナットを外す前に、ナットとショックロッド先端までの長さを測っておきました。
バラしてから再度組み直す際に、測定した長さまでロックナットを締め込めば、規定トルクで締め付けられる算段。

TISには、ショックロックナットの締付けトルクは14Nmと記載がありますが、どう考えてもロッドが共周りしてしまうので、トルクレンチが使えないんですよ。
17 ロックナットの取り外し・取付は写真の要領で。
ロッド先端がモンキー等で摑めるようになっているので、そこにモンキー等を掛けて回り止めにします。
この状態でロックナットにメガネレンチやスパナを掛けて回せば外せます。
締付けトルクは14Nmなので、大した力はかかってません。

ちなみにこのロックナット、16mmという変態的なサイズ。
そんなサイズのメガネレンチやスパナなんて持っていないので、モンキーで代用しましたw
モンキーダブル掛けww
18 ナットが外れたら構成部品を順次外します。
写真の順番で部品が構成されています。

部品の向きや順番を確認しながらバラしていくと、組み立て時に迷いません。
ちなみに「ショックサポート」と書いてあるのは、「アッパーマウント」もしくは「サポートベアリング」の間違いです(´Д`)
19 お決まりの新旧比較コーナー。
まずは補助ダンパーとダストカバー。
比べる間でもないですか、そうですか・・・。

既存の補助ダンパー(ウレタン製)は崩壊して見るも無惨な姿。
真ん中の部分がどこかに消え去っています(苦笑)
20 続いてアッパーマウント。
見た目には、へたり具合は分かりませんが、きっとお疲れなんだと思いますw

新品で用意したLEMFORDER製のOEM品には、既存部品にはある「BMW」の文字が削り取られているのが確認できました。
おそらく、既存の純正部品もLEMFORDER製なんじゃないかと思います。

アッパーマウントの右横にちょろっと写っているのはシールリングです。アッパーマウントとボディとの取り合い部に挟まっているガスケットみたいなもんです。
外したものもまだ使えそうですが、端部は良い感じに(?)ボロボロになってきていました。
折角用意したので新品に変えましたが (゚∀゚)
21 新品部品を組み込む前に、ショックのお掃除。
ロッドの先端こびりついていた汚れと、ショック本体の汚れをパーツクリーナーで拭き取り。
ロッドもご覧の通り綺麗さっぱり。

ちなみに・・・
14年・約8.8万q使用したショックは、抜けているようないないような・・・そんな状態でした(汗)
本来ならショックも交換した方がいいのは間違いないですね。
22 ダストカバーと補助ダンパーを組み立てます。
外した既存のものの状態を見る限り、補助ダンパーの黄色矢印のリブ部分をダストカバーの赤矢印の溝部分にはめ込むようです。
ちょっとコツがいりますが、簡単にはめ込めました。 
23 ダストカバーと補助ダンパーが合体するとこんな感じ。

この状態でショックのロッドに通します。
24 続いて、スペーサーという名のワッシャーを通します。
この部品の存在意味がよくわかりません(笑)
25 その上からプレートと言う名の蓋みたいな部品を通します。
向きに注意。お椀部分が下向きになります。
26 面倒なので最後はまとめて(笑)
アッパーマウントを通して、その上にプレートを被せます。
このプレートはお椀部分が上向きになります。
25のプレートとは向きが逆なので注意。

そして最後にロックナットで締め込みます。
TISによる規定締付けトルクは14Nm。
ですが、トルクレンチはおそらく使えないので、17で外したとき同様に、ロッド先端をモンキーで固定してナットを締め込みます。
締め込み量は16で測定した長さになるまで締め込めば、とりあえず問題無いかと思います。
ちなみにこのロックナットはセルフロック式なので、再使用不可部品ですよ。

 

 

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