パワーウインドウレギュレータ交換
その2
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どんどんバラしますよ。

 

15 トリム裏に固定されているハーネスクリップ2カ所を外します。
引っ張れば外れます。
16 最後にスピーカーの配線を2本を外せば、ドアトリムが完全にフリーになります。
17 やっと外せたドアトリムの裏側。
クリップの位置関係がよく分かりますし、サイドエアバックの部分はトリムのパネルが無いことも分かります。
18 ドアトリムの次は、インシュレーターを外します。
このインシュレーター、防水シートの役割なので破いたりすると雨漏りの原因になるので注意して剥がしていきます。
国産車はビニール材質ですが、このインシュレーターはスポンジのような柔らかい素材です。

インシュレーターの赤丸の3カ所の位置から配線やケーブルが出ているので、取り付ける時に間違えいないようにします。

また、インシュレーターの上にサイドエアバッグユニットがボルト止めされているので、これを一時的に外さないとインシュレーターが剥がせません。
19 サイドエアバッグユニットのアップ。
赤丸の10mmボルト3本で固定されています。
締付けトルクは8.5Nm。

配線が接続されているので、ユニットをそのままぶら下げておくこともできないため、インシュレーターを剥がしたら再びボルトで仮止めしておきました。
20 インシュレーターは、ブチルゴムで貼り付けられているため弾力が強いので破かないように慎重に剥がしていきます。
上部から順番に剥がしていくとやりやすいです。

インシュレーターは全部剥がす必要は無く、写真のように一番下は剥がさないで残しておいてOK。
サイドエアバックユニットは前述の通り、一旦仮止めしてあります。
21 ここまできてやっと本命のレギュレータとご対面。

まずはレギュレータからガラスを取り外します。
前後の赤丸の位置にサービスホールがあるので、この位置にガラスを固定しているボルトが見えるまでガラスを下げます。
22 後ろ側のサービスホールから見た図。

サービスホール奥にある黄色矢印で示したボルトがガラスを固定している8mmのボルトです。

このボルトは通常のボルトより頭が薄く、ソケットがかかる部位が少ないので、舐めないように注意が必要です。
また、ボルトの手前にあるレギュレーターのサービスホールが意外と小さく、ショートタイプのソケットコマだと引っかかってボルトに届かないので、細身のディープソケットがないと厳しいです。

ちなみに取付時の締付けトルクは8Nm。
23 こちらは前側のサービスホールから見たボルト。
注意事項は上記と同じです。
24 ボルトを取り外しただけではガラスが外れません。
矢印で示したツメがレギュレーターにはまっているので、これを外してやります。
ガラスを少し押してあげると簡単にツメが外れます。

ツメが外れるとガラスがフリーになるので、落ちないように手で支えながら作業する必要があります。
25 そのままガラスを引っ張り上げて、残りの作業中に落ちてこないように養生テープ等で仮固定しておきます。
ガラスは見た目より重いので注意。
また、ガラスが前のめりになるとガラス自体がガラスランラバーから外れてしまうので注意。
26 レギュレーターをドアに固定しているボルトを外します。
写真は後ろ側。赤丸の2本の10mmボルトで固定されています。
27 こちらはフロント側。

赤丸の3カ所で、同じく10mmボルトで固定されています。
取付時の締付けトルクは前後とも8Nm。

矢印で示したパワーウインドウモーターのコネクタもここで抜いておきます。

また、見づらいですが、写真右中央付近に青丸で示した位置にもクリップがあります。
28 上記青丸クリップの拡大。
矢印で示した位置に、裏からクリップでワイヤーが固定されているので、このクリップも外します。
つまんで押し込めば簡単に外せます。

赤丸で示したクリップが外れたもの。
29 サイドエアバッグユニット上部にもケーブルがタイラップで固定されているので、このタイラップも切り離します。

これでやっとレギュレータがドアからフリーになります。

 

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