燃料ポンプ交換その2
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ガソリンが臭いです。

 

16 外した燃料ホースから残っているガソリンが垂れてくるのを防ぐために、ホース先端に適当なボルトを指して漏れ止めにしておきました。
いかんせん、ガソリンなので燃えたら怖いので。。

続いて燃ポンを固定している金属製のリング状のロック(ターンロックファスナー)を外します。
ターンロックファスナーは、TISには専用SSTで外すという記述があり、実際にその工具も市販されいてますが、1万円近い値段で1回しか使用しないのにそんなお金は出せません|д゚)
ターンロックファスナーの周囲には突起が整形されているので、ここに工具を引っかけて回せば外せそうです。
17 そこで目に付いたのが、カップリングファンを外す工具、ファンクラッチレンチw
この工具を交差させてそれぞれの突起に引っかけて、エイヤ!と力をかけたら、見事に緩んでくれました(`・ω・´)
緩める方向に力が入るように、写真の向きで工具を引っかけると緩みます。
締め込むときは当然、それぞれ突起の逆位置に工具をかけます。

ほとんど使う事は無いと思っていたファンクラッチレンチ、意外な使い道がありましたw
18 ある程度緩むと、あとは手でくるくる回せばターンロックファスナーが外せます。

これでやっと燃ポンが引き出せます。
赤丸印の位置に丁度よいフックがあるので、ここを掴んで引っ張ると外しやすいです。
19 燃ポンにはレベルゲージやらデリバリーパイプ、ストレーナー等出っ張っている部品が一体化されているので、ポンプの向きを変えながら燃料タンクから引き出します。
20 取り外し完了。
ハイオクガソリンは赤いんですね(笑)

ちなみにこの状態で放置すると臭いので、気休めで綺麗なウエスでも上からかぶせておくと多少はにおいが抑えられます。
21 お決まりの新旧比較 (゚∀゚)
装着されいてた純正ポンプもVDO製だったので、用意したOEM新品のVDO製と全く同型状でした。

取り外したものはガソリンで黄ばんでしまっていますね。
意外とストレーナーは綺麗でした。
22 ポンプからのデリバリーパイプは変色が凄まじいです。
新品はほぼ乳白色透明なのに対し、完全に茶色に染まってます。
23 見づらい写真ですが、外した純正ポンプにはBMWのマークが刻印されていましたが、OEM品にはそのマークが削り取られていました。
マークがあるだけでお値段が倍以上・・・
全く同じものならOEM品の方が断然お得ですな。
別にBMWgenuineマークなんていらんのです(笑)
24 話が繰り返しになりますが、用意したポンプにはガスケットであるラバーシールが付属していなかったので、別に購入した新品をポンプに装着しておきます。
ラバーシールの向きは写真の通り。

ちなみに外したシールは特に悪い点は見受けられませんでしたが、(若干潰れている?)こうしたゴムパーツはケチってもいいことないので、こうした機会に交換しておいた方があとあと安心かと。
25 では新品ポンプを取り付けます。
外したときと逆の要領でタンクに挿入するのですが、ストレーナーやレベルゲージを避けながら慎重に挿入していきます。

レベルゲージが入った位置くらいで、ポンプを押さえたままラバーシールを先にタンクの縁にはめ込んでおきます。
24の写真のように、ラバーシールの断面がえぐれているのはタンクの縁にはめ込むためで、ポンプにつけたまま押し込もうとしてもはまりませんでした(汗)
26 ラバーシールがきちんとタンク縁にはまったら、残りの上部をタンク内に入れていきます。
27 取り付け完了。
燃ポンの突起が車両後部に向くようにしてポンプを取り付けます。
突起がタンクにはまるので、向きが違うと綺麗に収まらないので間違うことは無いと思いますが。
28 続いてターンロックファスナーを締め込んで固定します。
締付けトルクは35Nm。
相手がプラスチックのため、舐めないように気をつけます。

新しいホースバンドに交換した燃料ホースと、カプラを元通りに取り付けます。
29 ちなみに燃料ホースは赤矢印位置のストッパーまでしっかり押し込みます。
その上でホースバンドでしっかり固定します。

30

この状態で一回エンジンを始動してみて、きちんとポンプが動作するか、また燃料の漏れがないかを確認してみます。
特に問題がないようなら残りの部品を元通りに取り付けて終了です。

これで突然死の恐怖から解放されました。
安心して駆け抜けられそうです (゚∀゚)

 

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