フルLEDテール作成
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LEDテールランプを自作しちゃいました。

 

テールレンズ、アクリル板、
LED等各種電子部品、etc
3ヶ月
電工ペンチ、ドリル、ドライバ
ハンダ小手、接着剤、
超音波カッター

35,000円〜

優←←     →→難
  2  3  4  

 

1 テールランプをLEDに交換しようと思い、ZC71系&ZC31の社外LEDテールランプを探すも、どうにも自分的にしっくりこないデザインばかりだし、そもそも種類自体がたいして無いし|д゚)

仕方が無いので、めでたくいつもの通りLEDテールを自作するはこびとなりました(笑)

まずは改造用に後期用純正テールランプAssy左右をヤフオクで調達。
スイフトを購入した7年前より、中古部品も大分値段がこなれてましたが、それでも4,500円弱のお値段。
2 純正テールランプを改造してLED化するには避けて通れないのが殻割。
現代車の例にもれず、スイフトのテールレンズも溶着されているので、熱湯作戦は使えず、Pカッターでひたすら削るなどする必要があります。
しかしながらPカッターだと時間はかかるし、根気がいるし、削りカスは凄いしで手間がかかるのが最大の難点。

そんなに手間をかけずもっと楽に殻割をしたいので、冬ボを投入して超音波カッターを導入しました (゚∀゚)
巷の噂によると、これさえあればサクサク殻割できちゃうらしいのです。
3 殻割作業を始める前に、テール裏2カ所にあるプラクリップを事前に外しておきます。
作業中は常にテールハウジングを扱うので、誤ってこのクリップを折ってしまうと車両に取り付けられなくなります。。

パーツリストを見た限りでは、このクリップ単体の部品設定がないので折れたら最後です。
(調べ方が悪いのかもしれませんが・・・)
4 クリップは10mmのソケットレンチで外せます。
力を入れすぎて折れないように注意。
5 殻割は、矢印で示したレンズとハウジングの隙間を狙って超音波カッターで攻めていこうと思います。

見た感じでは隙間が狭い&奥まっているので、Pカッターではかなり厳しい戦いになりそうです。
そういった意味でも超音波カッターを購入してよかったな、と。
6 テール上部のリヤハッチが被る部分は、デザインのためか、ムダにレンズ部が出っ張っており、このままではカッターの刃が届かないので・・・
7 事前にレンズ部分をカットしてしまいます。
この部分は無くても機能的には問題なさそうだし、完全にデザイン処理の関係だと思います・・・。

これ以外に障害となりそうな部分はないので、いよいよ超音波カッターを使用して殻割をします。
8 いきなり殻割完成の図。

噂通り、超音波カッターでの作業はとても楽でした。

理屈では、カッターの刃を超音波による高速振動をさせながら切断するらいいですが、切るというよりは強力なホットナイフで溶かしているような感覚という方が分かりやすいかも。
刃の高速振動で切り口の摩擦でプラスチックが溶けていました。

楽とは言ってもテールレンズは3次元的な造形のため、意外とてこずり、なんだかんだと1時間くらいかかりました。
Pカッターで削るよりは遙かに簡単だし、切り口もキレイに仕上がるので、大枚はたいて導入した甲斐があってよかった (゚∀゚)

9 お次はウインカーとバックランプについているドーム状のレンズを外します。

ちなみに純正電球は、ウインカーもバックランプも普通の色無しのバルブを使用していました。
このレンズのお陰で無色バルブでもウインカーはアンバーに、バックランプは白っぽい色に点灯するんですね。
地味に手間がかかっていますね・・・。
ウインカーはカラーバルブを指定した方が安上がりのような気がするんですがw
10 このレンズ、どうやって固定されているのかというと、ご多分に漏れず溶着固定です (゚∀゚)

レンズハウジング裏側、バルブ固定部左右にある突起(青丸印)ががそれです。
もう、なんでもかんでも溶着なんですね〜
11 とりあえず突起部部を切り落として見るも、まだ溶着が外れないので、さらに超音波カッターを差し込んで溶着を外しました。
12 あとは裏から小突けばレンズがキレイに外せます。
写真は外れたレンズ。
ガシャポンのカプセルみたい(笑)
13 レンズが外れたハウジング側。
レンズの中心とバルブの中心がずれているんですね。
何か意味があるんでしょうが、LED化してしまうのでどうでもいいです(笑)

ちなみに今更ですが、これ以降の作成記は右側テールレンズの行程で勧めていくのであしからず。
14 LEDを載せる基板を作成するため、リフレクター形状を型どりします。
マスキングテープを貼り付けて、おおよその形状を写し取ります。
15 上記で型どりしたマスキングテープを紙に貼り付けてスキャナでスキャンしてPCに取り込み、それを下絵にCADで調整しながら基板形状を起こしました。

同時にLEDの配置も検討して完成した基板形状が左の写真。
大まかなイメージが把握できたので・・・
16 ここでやっとLEDなどの必要電子部品を発注。

設計した上で部品注文をすれば無駄も少ないですしね(笑)
使用したい部品の関係から、しまりす堂とLEDパラダイスの2店からそれぞれ購入しました。
17 それでは電子工作スタート (゚∀゚)

15で作成した型を元に基板を切り出します。
写真で見ると小さいですが、実際は結構大きいです。
18 見栄えをよくするためにメタル調カッティングシートを貼りまして。

カッティングシートは電気を通さないものを使用することが前提ですよ。
19 LEDを設計図の通りに並べて配線していきます。

写真はストップランプ部分。
ここは円形LEDリフレクターを使用するので、リフレクター固定用のベースを一緒に固定してあります。
このベースにリフレクターを差し込んで固定する構造なのですが、リフレクターが固すぎてベースに押し込めないという|д゚)
ここら辺が中国製クオリティですな(苦笑)
20 仕方がないのでリューターでリフレクターのベース挿入部を少し削ってやりました。
やり過ぎると、ガバガバになって今度は固定出来なくなるので様子を見ながら一つ一つ手作業。
地味に手間がかかります・・・

 

 

 

 

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