スタビリンクダストブーツ交換
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スタビリンクのダストブーツを交換します。

 

ダストブーツ、針金、グリス 1時間〜
ヘキサゴンレンチ、メガネレンチ
トルクレンチ、マイナスドライバ

500円〜

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      4  

 

1 ある日、タイヤ交換をしている時にストラット上部に油脂汚れと思われる部分を発見。
最初はドラシャブーツか!?と思いましたが、ホイール内側はキレイだし、よく考えたらこんな高い位置までグリスが飛び散るわけがないw

結局犯人はスタビリンクのダストブーツでした。
2 角度を変えて見てみると、見事にダストブーツからグリスが滲んで・・・もとい、吹き出しているのが確認できますorz

新車で購入して5年半、走行距離にしても19500qくらいなんですが、なんでしょうか、このクソみたいな壊れ。
壊れ車の悪名高かかったP10でさえもこんなトラブルは無かった。
品質が悪い・・・?
そもそもの構造がよろしくない??
3 一応FASTで部品を調べて見るも、案の定スタビリンクAssyでしか設定がなく、ダストブーツ単体の設定はありません。
2008年版FASTでの検索結果:

ジョイント、フロントスタビライザー 42420-63J00 2350円

ダストブーツの不具合ごときに2000円以上も出したくありません(爆)

何かいい方法がないものか・・・と検索したところ、汎用品のダストブーツがあることを発見。
早速モノタロウで写真のブーツを購入してみました。
4 モノは大野ゴム工業製で、品番DC-2523のタイロッドエンドブーツ用。1個184円というお安さ(笑)

現在使用されているブーツをノギスで実測したところ、細径-太径が約10.4-24だったので、これに一番近いサイズの9.5-24であるのがこの2523でした。

軸径はほぼいけると思いますが、真ん中のふくらみ部分のサイズはあきらかに純正ブーツよりデカイ(笑)
軸径があっていればとりあえず使えるでしょう・・・たぶんw
5 では早速交換に取りかかります。
まずはスタビリンクを外しましょう。
赤丸印の、ストラット上部とスタビライザー先端の2カ所がナットで固定されています。

もちろん先にタイヤは外さないとダメですよ(笑)
6 この固定ナット、普通にソケットレンチで回そうとするとボールジョイントが共回りしてナットが緩みません。
ボルトの先端に回り止め用の六角穴が設けてあるので、写真のように先端に5mmヘキサゴンレンチをかけて回り止めにし、14mmメガネレンチでナットを緩めます。

一度も外していないと固着している可能性があるので、事前にCRC等を吹き付けておくとよいです。
また、スタビライザー側はナット位置が車両の内側に向かっているので力がかけづらく、ナットを舐めやすいので注意。
7 そんなこんなでスタビリンクが外れました。
随分とロッド長が長いですね。

ちなみにスイフト用とスイスポ用は部品番号共通でした。
スイスポ用は若干ロッドが太いのかな・・・なんて思ってましたが全く同じもののようです(笑)
8 早速肝心のブーツを外していきます。
基本的には非分解なので、交換されることは前提になってない作りです。

ボールジョイント側のブーツ端に、ブーツ固定用のリングがはめ込まれているので、これを細いマイナスドライバー等でこじってブーツの溝から外します。
このリングはテンションがかかっているので、リングを広げるというよりは、マイナスドライバーで浮かしながら溝からずらしていくという感じで外していきます。
外す方向はネジ部方向に外していくとやりやすいかと思います。
9 リングは2巻構造ですが、1巻目が外れるとある程度ブーツに余裕ができるので、その状態でネジ部方向へブーツをずらしてやると写真のようにボールジョイント側のブーツが外れます。
10 ネジ部側のブーツ端は特に固定されていないのですが、ロッド側にブーツの抜け止めと思われるワッシャー状の台座部品があるため、これを乗り越えさせないとブーツが外れません。

ロッドに傷を付けないように気をつけながら、マイナスドライバー等をロッドとブーツの隙間に差し込み、抜け止め台座を支点にするようにマイナスドライバーをぐるっと一周するようにこじるとブーツが外れてきます。

ちなみにグリスはこの部分から溢れるように漏れていたので、この部分の構造、もしくはブーツの形状等がよろしくないような感じがします。 
11 ブーツ分解完了。 
12 ボールジョイント部にはガタや錆び等の不具合はありませんでした。
ここら辺はさすがに年式&走行距離相応のようです。
ジョイント自体が問題ないのであれば、ブーツごときのためにスタビリンクのAssy交換は勿体ないですね。。 

で。
ボールジョイント内に残っている古いグリースは、極力キレイに拭き取っておきます。

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