フロントバンパーを外してみる。
Comment:
N-WGNのフロントバンパーを外してみよう。

 

勇気   1時間  
ドライバ、ジャッキ
内装剥がしツール

   0円〜  

優←←     →→難
  2  3    

 

1 N-WGN・ノーマル顔のフロントバンパーを外してみます。

バンパー下のクリップ類を外す必要があるので、フロアジャッキでジャッキアップして高さを稼いだ方が作業が楽です。
ジャッキアップしなくても作業は出来ますが。。。
2 ちなみにフロアジャッキのジャッキポイントは写真の赤丸印の位置。
エンジン後端にニョキッと飛び出ている部品があります。
内部にエンジンマウントのような部品が見えるので、おそらく周囲の鉄板強度は高いと思われます。

このジャッキポイント、フラットではなくなぜか馬蹄形状の鉄板が溶接されているので、そのままフロアジャッキを懸けるとお皿の保護用ゴムマットがもれなく裂けます|д゚)
木っ端等を間に挟むと双方にダメージが少なくてよいと思います。
3 まずはバンパー下面のクリップを外します。
下面のクリップは、運転席側に2個、助手席側に2個、真ん中に1個の計5個あります。

写真は運転席側下面を覗いたもの。
丸印の3つのクリップのうち、写真左側から2つは運転席側端の2個のクリップで、写真右下吹き出しで示したクリップが真ん中にある1個のクリップです。

クリップは、中心部分をマイナスドライバー等でこじって引っ張るとロックが外れるので、ロックが外れたらクリップ外側を内装剥がしツール等でこじって外します。
4 ナンバープレートの裏にも矢印のクリップが1個隠れているので、ナンパープレートを外してから3と同様にクリップを外します。
5 続いて左右タイヤハウス内にある固定ネジ1本を外します。

矢印で示したネジですが、このネジが変な方向から固定されていて、後ろ向きでしかも斜め上方に向かっているので、若干ドライバーが回しづらいです。
写真ではうまく伝わりません(´Д`)

ちなみに写真ではタイヤを取り外してますが、タイヤを外さなくても作業は可能ですので安心してください(笑)
6 さて、ここが一番の難関ポイント、
写真は助手席側で説明しています。

フロントバンパーとフェンダーはプラスチック製の3つのフックで固定されています。このフックが非常に固いうえ、バンパーは薄い材質なので下手をするとバンパー側のフック受け部分が割れるリスクが大きいです。・・・ってネットに沢山脅し文句が書いてありましたw
実際に作業してみると脅し文句通り、ちょっとやそっとの力では一向に外れる気配がありません。
以下、数ある先人の情報から結果的に外せた方法。

パンパーをフェンダー方向に押しつけるように持ち上げながら(斜め上に持ち上げる感じ)、ホイールアーチ側(バンパー下側)から躊躇無く手前に一気に力を加えてバンパーを引っ張るとバキバキバキ!!っと凄い音を立ててフックからバンパーの嵌合が外れます。
7 フックからバンパーが外れ状態。
矢印の3箇所でフックに引っかかっています。
8 フックのアップ。
写真のように、フックのロック側がフェンダーの方向を向いているので、バンパーを前に引っ張るだけでは余計にロックが食い込んで外せない訳ですな。
少しでもロックを外しやすくするために、バンパーを後方に向かって斜め上に持ち上げて、ロックの引っかかりを緩くして外しやすくしているんですね。
9 こちらは運転席側のフック部分。
一番下のフック受けの穴が割れてしまいました(苦笑)

外すときに力を入れた際、変な感触があったので、もしかしたら最初から割れていたのかも知れませんが、不明。
(当方の車両はDオプションでフォグランプを追加したため、納車前にディーラーでバンパーが外されているハズです。)

実際には運転席側→助手席側の順でフックを外したので、運転席側はバンパー自体に自由が少なく、壊れやすかったかも知れません。
助手席側は一発で外れたんですけどね〜。
10 気を取り直して作業の続き。
フロントグリルとの間にこれでもか!ってくらい実に8カ所もフックで固定されております|д゚)
もはや嫌がらせの域。。。

作業の都合上、フック位置の色を緑、黄色、赤の3色に分けてみました。
緑色のフックはフロントグリルの上端裏から手を入れて外します。
黄色のフックはバンパーのすぐ上にグリルの開口があるので、そこから手を入れて外します。
赤色のフックは上記6つのフックが外れてから外していきます。

11 緑と黄色のフックの外し方。
写真はフックからバンパーを外した状態ですが、写真の通りフックのロック部分は上を向いています。
バンパー側のフック受けの穴は言うまでも無く弱っちいので強引に引っ張るとちぎれます(笑)
12 一番簡単だった方法が、裏から手をいれて押し出す方法。
写真は緑色のフック位置で、グリルの上からのぞき込んだ状態。

バンパーのフック受け部が見えるので、バンパーのフック受け部分を上に持ち上げながら、手前に向かって(外に向かって)押し出すと簡単にフックが外せます。
これを10番の写真の緑フック→黄色フックの順で押し出していきます。
黄色フック部分はのぞき込むスペースはないですが、手は入るので手探りで同じ要領で押し出して行きます。
13 最後に両端にある赤色フックを片方ずつ外します。
バンパーを上に持ち上げながら手前に引っ張ると、フックから簡単に外れます。
グリル下の6つのフックが外れているので、バンパー自体に自由があるのでさほど労せず外せるはずです。
14 当方の車両はDオプションのフォグランプが装着されているため、最後にこのコネクタを外します。

カスタムは左右にそれぞれフォグランプコネクタがあるようですが、ノーマル顔のフォグランプのコネクタは、運転席側に集中コネクタが1カ所あるだけなので、これを外せばOKでした。

オプション品なので配線も違うんでしょうね。
15 苦労の末、フロントバンパーが外れました。
フォグランプがない場合は13番写真のフックが外れた段階でフロントバンパーが落ちてしまうので、落とさないように気をつけましょう。

外れたバンパーはとてつもなくペラペラ(苦笑)
一昔前のバンパーは、本来の役割である車両の被害を軽減する目的のためのもので、それなりに頑丈な造りでしたが、最近の車のバンパーはもはやボディデザインに飲み込まれ、形骸化してますな。
今や車自体が潰れてショックを和らげる造りですから、バンパーというもの自体が無くても支障が無いように思います。
法規上はバンパーは別に無くてもいいものらしいですし。

どうてもいい余談でした。
16 バンパーが外れた車体は大分厳ついです(笑)

ちなみになぜバンパーを外したのかというと、ホーンを交換するため・・・でしたが、ここまでバラした挙げ句、トラブルによりホーン交換は未遂に終わり、ムダにバンパーを外しただけになってしまいました(爆)

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system