LEDフロントウインカー作成
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フロントウインカーを自作LED化しちゃいましよ。

 

LED等電子部品、配線類、
FウインカーAssy
半年〜
半田ごて、Pカッター、

20000円〜

優←←     →→難
    3  4  

 

1 サイドウインカーリアテールと、レンズ類のLED化を進めてきた最後の砦(?)、フロントウインカーをLED化したいと思います。

1年目:写真の改造ベース用のMルックタイプのFウインカーAssyを購入。安心のDEPO製(笑)
2年目:図面を起こし、回路や搭載するLEDの数を設計
3年目:電子部品購入、重い腰を上げて制作にとりかかる

・・・と、壮大な3年計画になってしまいました(爆)

改造には毎度おなじみのDEPO製のFウインカーAssyを用意。
サイドもリアも、みんなDEPO製をベースに改造していますw
純正を忠実にコピーしているので、比較的精度がいいんですよね。
2 このままではLEDを載せて行くことはできないので、まずはレンズをから割していきます。

他のレンズ類と同じく溶着固定されているので、ヒートガンや熱湯攻撃では分解することはできないので、Pカッターでレンズ周囲を地道に切開していきます。

作業中にレンズ面に傷が付かないように、マスキングテープで養生をしておきます。
3 殻割の方法。
レンズとハウジングの境目を狙ってPカッターで根気よく一周削り取っていきます。
この境目が溶着面ですが、溶着した際に溶けた影響で境目がよく分からない箇所があるため、まずはハウジング側の表面をカッター等で少しずつ削りとり、本当の境目を見極めながら進めると比較的綺麗に殻割できると思います。
4 苦闘1時間、レンズがハウジングから外れました。
プラスチックの削りカスが凄いことになっていますw
5 さらに分解をしていきます。
ハウジング内側の丸印の上下2カ所付近に、リフレクタを固定しているツメがあります。
6 隙間に細いマイナスドライバなどを差し込み、リフレクタをこじるように手前に押し出すとツメのロックが外れます。
上側のロックを先に外すとやりやすかったです。

ツメの横には上下ともガイドが設置されているので、上下のツメのロックが外れたら手前に引き出してハウジングから外します。
7 ハウジングからリフレクタ等が外れました。

・・・でもこのままではまだ改造ができないので、さらに分解。
8 リフレクタ周囲のリムを外していきます。
赤丸の3カ所にあるツメで固定されているだけなので、これらもマイナスドライバー等でこじってロックを外します。
9 リフレクタとリムが分解できました♪
10 最後に、リムからインナーレンズを外してやります。
3カ所のツメに引っかけてあるだけなので、リム側を少しひねるようにして割らないようにインナーレンズを外します。

ちなみにこのインナーレンズは、ノーマル車はアンバー色になっています。
11 全バラ完了。
ウインカーの分際で、部品点数がやたらと多いです(笑)

とりあえずウインカーの分解はこれにて終了。
12 ここからは電子工作。

今回用意した電子部品たち。
一部未使用品もありますが(笑)
13 テールとサイドウインカーはFluxLEDを使用して制作してきましたが、今回は砲弾型LEDに四角形リフレクタを組み合わせて制作しました。
14 リフレクタは、素のままでは全身メッキが施されていますが、リフレクタ同士を接着するために、接着面のメッキをはがして行きます。
接着面ではないところを剥がすと非常にみっともないので注意です。
15 削ったリフレクタ同士を接着し、いくつかのユニットにしておきます。
16 LEDを基板に配置。
この上にリフレクタを載せるため、LED間には隙間ができていますし、リフレクタ同様にいくつかのユニットに基盤が分かれています。

ちなみに使用したLEDは、しまりす堂で購入したMonster4.8というシリーズを片側17個。5mm砲弾型3チップLEDで、先端がフラットになったタイプ。色はもちろんアンバー。
定格2.2Vで60mAという性能のものを、47mAでドライブする設計です。
普通は4個直列で使用して消費電流を抑えますが、ハイフラを少しでも回避しやすくするために、17個全て並列で接続して消費電流が多くなるようにしてあります。リアウインカーと同様の考え方です。
それでも計算上は約0.8Aしか流れないため、電球での消費電流1.7Aに比べて0.9A足りてません・・・
17 対応したユニットリフレクタを基板に接着します。

ちなみにこの四角リフレクタは、本来はLEDと基板の間に固定用の台を挟み込んでおき、台にリフレクタをはめ込んで固定する作りなのですが、使用したフラットタイプのLEDでは本来の固定方法だといまいち反射が悪い感じだったので、台は取り付けずに基板に直接接着してしまいました。これによりリフレクタが相対的に奥まで入り込むため、LEDの発光面に対して丁度よい位置に納めることが出来ました。
18 同様にして作成したユニット同士を接着していきます。
Fウインカーの形状から、表面的にLEDを載せることが厳しかったので、リフレクタ同士をずらして接着することで、ある程度立体的なLEDユニットにしていきます。
19 で、仕上がったLEDユニット。
全部で17個のLEDを使用しています。
写真では見づらいですが、段差が出来ていることが分かるでしょうか?
20 車両のウインカー端子に接続して動作テストをしてみました。
前述の通り、LEDユニット全体では0.8Aの消費電流で、電球に比べると0.9A足りないのでハイフラになるだろうと思っていたら、なんとハイフラを回避できました! (゚∀゚)
ハイフラ対策のダミー抵抗を用意しておきましたが、どうやら使用しなくてよさそうです。
極力ダミー抵抗は使用したくないのでよかった。

ちなみに発光は問題なく、クソ明るく光ります(笑)

 

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