ヘッドカバーガスケット交換
その3
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なんとか交換できそうです。

 

29 永遠に剥がすことは出来ないんじゃ無いかと絶望を感じながら格闘すること1時間、やっと固着が剥がれてヘッドカバーを開けることに成功。
長い道のりでした・・・。
30 外周のガスケットはカバーごと外れましたが、矢印のプラグホール周りのガスケットはヘッドに残ってしまいました。
これも固着していたので、スクレーパー等を使って固着を剥がしながら外すのですが、プラスチック並にカッチカチに硬化しており、剥がそうとするとバキバキ割れて破片が飛び散りました・・・
31 外れたヘッドカバーの裏側。
プラスチック製ですが、強度を出すためか見た目より重いです。
カバー外周部にガスケットがはまっているので、外していきます。
32 ガスケットは1cmくらいカバーのミゾにはめ込まれています。

案の定、プラスチック並に硬化しているので、マイナスドイラバー等でこじると外れてきます。
最初のとっかかりが大変ですが、一カ所抜けるとあとは芋づる式にスルスルと外れてくれました。
33 取り外した外周部ガスケットとプラグホール周りガスケット、そしてラバーシール達です。
どれもこれもカッチカチに硬化してました。
走行距離的には64,000q程度ですが、やはり10年経つとゴム部品はダメになりますね・・・
34 新品のガスケットを組み付けていきます。
ガスケットをはめ込むミゾをパーツクリーナー等で清掃したのち、新品ガスケットをはめ込んでいきます。
外周ガスケットは形状が決まっているので、位置を間違えることはないと思います。

外した際はヘッド側に残ってしまったプラグホール周りのガスケットも、ヘッドカバーのミゾにはめ込んでおきます。
35 プラグホール周りガスケットのアップ。
こちらもミゾにしっかりはまり込むので、ひっくり返しても落ちることはありません。
36 ヘッド側のガスケット接合面を清掃します。
写真はプラグホールですが、外周部にも矢印のようなガスケットのカスがこびりついているので、スクレーパー等で傷を付けないように掻き落とします。
その際、カスがヘッド内部に落ちないように気をつけましょう。

全体的にカスが無くなったら、接合面をパーツクリーナー等で脱脂しておきます。
37 TISには、VANOSユニットの半月形にくぼんでいる部分などに液体ガスケットを塗布するよう指示があります。
TISにはスリーボンドの1209を使用するよう記載されていますが、そんなものを買うのも勿体ないので、手持ちのニッサン謹製液体ガスケット1218B・通称ベンガラ色を代用しました。

これもP10のオイルパンを交換した時に購入したもので、説明書きには「開封後6ヶ月で使い切ること」と記載されてました (゚∀゚)
まだ普通に使えそうだったので大丈夫・・・・だと思ふw
38 液体ガスケットを塗布する場所です。
それぞれ薄く均等に塗布するよう指示があります。

エンジン前部は写真の6カ所。
青矢印の4カ所が、VANOSユニットの半月形にくぼんでいる部分に塗布する場所。
黄色矢印の2カ所は、シリンダーヘッドとVANOSユニット間の接合部で、その隙間を埋めるために塗布します。

その他、ヘッドカバーを剥がす時にこじって付いてしまった小傷にも念のため薄く塗っておきました。
39 続いてエンジン後部。
塗布する前の写真ですが、青矢印の半月形のくぼみ4カ所に塗布します。
塗り方は上記38と同じ要領で、左上囲み写真のように塗布します。

ちなみに液体ガスケットは塗布後約5分で硬化を始めるので、スピーディーにヘッドカバーを取り付ける必要があります。
液体ガスケットを塗布する前に、一度ヘッドカバーをあてがってみて作業イメージを掴んでおくといいかと思います。
40 ということで、さくっとヘッドカバーを元通り取り付けます。
エンジン後部の配線を噛み混んでないか、ガスケットが依れてたりしないかそれぞれ確認します。

続いてキャップナットを締め付けていきますが、TISには「内側から外側に向かって対角に締め付ける」と記載があるのみで、締め付けトルクやその順番の指示がないので、写真のような順番で締め付けておきました。
合ってるかどうか分からないけど、条件は満たしていると思います・・・。
41 キャップナットの締め付けトルクは、ネットで調べたところ10Nmで締め付ければいいようなのですが、そんな弱いトルクが計れるトルクレンチを持ち合わせていないため、ナットを締め込んでいって回らなくなったところから、手首でクイッとやる感じで締め付けて終わりにしました。

しっかりと締め付けると、写真のようにラバーシールが結構潰れます。
42 あとは逆の要領で外した部品を組み付ければ作業完了です。

ずっと中腰の姿勢&エンジン後部が届きにくいので足腰がつらかったです(苦笑)

 

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