エアコンベルトテンショナー交換
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エアコンベルトテンショナーから
異音がするので交換します。

 

エアコンベルトテンショナー 4時間〜
T20、T60トルクスレンチ
ファンクラッチレンチ、16mmソケット

7200円〜

優←←     →→難
    3    5

 

1 ここ1〜2年、アイドリング時は聞こえませんが、エンジンを回すとギュイーンというような異音があることがずっときになってましたが、オルタ不良交換時にその音が消えるかな〜なんて淡い期待をしたものの、見事玉砕(汗)

←実際に奏でていた音。
本当なら野太いM54のサウンドしかしないはずなのに、こんな異音がするとポンコツっぽいし、気分が萎えます。
2 で、エンジンルームに顔を突っ込んで異音の位置を探ってみました。
エンジンを吹かすと音がすることからベルト系だろうと思い、音をしばらく聞いていると、エンジン向かって左側のエアコンコンプレッサ側から異音がすることが分かってきました。
右側のベルトは音がしない・・・と思うんだよなぁ。

ちなみにこの時点でファンベルトは1年前に交換済み、オルタ側テンショナーは3年前に油圧式に交換済みなので、ベルトから音が出ているとは考えづらいです。
3 ということで、エアコンベルトのテンショナを交換してみることにしました。
部品番号は

テンションプーリー締付け装置付 11287512758 13335円

ETKによると2002年9月以前の車両は、写真のタイプとは違うタイプ(リリースボルトが16mmボルトタイプ)が採用されていたようですが、それ以降の車両はこのリリースボルトがトルクスタイプに変更されているようです。

ちなみに用意した部品はもちろんINA製のOEM新品 (゚∀゚)
7200円と、ほぼ純正の半額。 
4 では作業。
ここの5〜19を参考にしてファンカップリングまでを外します。
エアコンベルトテンショナ(以下ACテンショナ)はクランクプーリーの左側、エアコンコンプレッサとの間にあります(赤矢印)。

ここまできてアレですが、どうも上からだとこのテンショナは外せそうにありません(´Д`)
しまった、下からアクセスするのか・・・
5 ということで急遽車体をジャッキアップのうえ、アンダーカバーを外して下から覗いてみました。
赤丸印の物体がACテンショナーです。
・・・やっぱり下から作業した方が楽そうです(爆)

そうすると、4番でファンカップリング等は外さなくても作業出来るかもしれません。
ファンがあるとスペースがどれだけ潰れるか分かりませんが・・・ 
今回は外した状態で作業を続けたので、スペースは余裕で楽々作業できましたが。
6 ACテンショナーのアップ。
テンショナの中心にある赤矢印で示したM10ボルト一本で固定されています。
テンションを緩めるには、黄色矢印で示したトルクスボルトで行います。 
7 このボルトが曲者で、T60という巨大なサイズのトルクスボルトを使用しています。
なんでこんな面倒な構造にするんだ|д゚)

そんなサイズのトルクスビットなんて持っていないので、この作業のためだけのために新たに購入しました。
ストレート製で360円。意外と安かったw

こうしてまた無駄な工具が増えた・・・(苦笑) 
8 T60のトルクスビットをはめ込み、時計回りに回してやるとテンションが緩みベルトが外せます。
たったこれだけのために無駄な出費。。。 
9 ベルトが外れました。
この状態で6番の写真の赤矢印で示した、テンショナの中心にあるM10の固定ボルトを16mmソケットで外すと、ACテンショナが外せます。
10 外れたの図。
黄色矢印の位置に付いていました。
右下の囲みは正面からみた図。
内部に切り込みがあって、そこにテンショナの部品が引っかかって回り止めになっているようです。 
だからボルト1本で固定できているんですね〜
11 新旧比較。
外した純正品はINA製で、またしても用意したOEM品と同じメーカー。
つまり全くもって同じ造りでした。

外したものは製造年月日からおそらく新車時からのものと思われるので、11年ものでした。
手で回す分には、プーリーから異音はありませんでしたが、ゴロゴロとしたベアリングが死にかけている感触がありました。
これが高回転で回ると異音の原因になるのかも知れません。
 
12 しかし、固定ボルトにはなぜかオイルが付着していました。
エンジン側には周囲にオイルが垂れたような形跡は無かったし、テンショナ本体のボルト穴にもうっすらオイルのようなものが付着していたので、テンショナー内部からのオイル漏れと思われます。
機械式テンショナなのでどこにオイルが封入されているか分かりませんけど・・・・。
13 そしてプーリーの裏を見ると、両車ともINA製の刻印がありますが、用意したOEM品にはBMWのマークがありません。
マークが無いだけで半額で交換できる、こんな素敵なことはありませんね (゚∀゚)

写真はOEM既存と書いてありますが、OEM新品の間違いです。
14 元通りテンショナを取り付けます。
ボルトの締付けトルクは41Nm。
TISには締付けトルクが載っていませんでしたが、全般項目のボルトの強度区分表で指定されたトルク値を採用するようで、最初戸惑いました。
15 元通りエアコンベルトを掛けたら、再びT60ソケットを使用してテンショナーを操作し、ベルトにテンションを与えて完成。

恐る恐るエンジンを始動してみたら・・・
あの忌々しいギュイーン音が消えて無くなり、懐かしいM54のサウンドがよみがえりました(`・ω・´)
いやぁよかった。
・・・でもその反面タペット音等が気になるようになりました(爆)

 

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